
目次
2017年 月別FXトレード損益 まとめ
以下、決済日ベースで集計した為替(FX)全トレード年間損益(※キャッシュバック等は一切含まない)
※ 株価指数先物や金等のCFDならびに南アランド、トルコリラのポジションは除く
↓月単位での損益結果グラフ
↓月単位での決済ポジション数 グラフ
3月だけ決済ポジション数が突出しているのは、4時間以下(1時間や30分足)の短期足でのトレードに積極的に手を出した為(結果的には骨折れ損)
このように、2017年は年初1月〜11月まで11連敗だった2016年と比べるとまだマシながら、月間ベースでプラスだったのは4,5,6,8月の4回、トータルでは約44kのマイナスという結果だった。(ドル→円へは月末終値レートで計算)
新興国通貨とCFD先物 トレード結果
スワップが魅力ということで、日本人トレーダーに人気の高金利通貨 南ア・ランド、トルコリラのトレード結果がこちら
一般的にこれら高金利通貨はロング(買い)で入る方が大半だと思うが、2017年に私がロングしたポジションはこれらの内2件のみで、ほとんどがマイナススワップ覚悟のショートポジション
これら新興国通貨はリスクオフの局面ではすごいスピードで下落することが多々あるため、マイナススワップによる損失は覚悟のうえで値幅を取りにいったのだが、急落相場を射止めることはできず不発に終わった。
次に2016年は年間で29件のトレード(決済)しか行っていないのにも関わらず、約44,000円のマイナス(勝率は20%以下)とFX以上に散々な結果だったCFD
前年の結果もふまえ2017年はCFDトレードに手を出す回数とポジション量を減らし、決済ポジションは年間で12件のみ
結果は2017年も約6,000円のマイナス(勝率25%)と前年よりはマシながら、いいところなし。
9月以降の年後半の株式相場はめったにない上昇トレンド(熱狂)相場となっていたのに、暴落に警戒しすぎてポジションを取ることができなかったのが一番の敗因だったと思う。
コモディティや株式といった市場は、通貨よりもずっと変動が大きいハイリスクな市場なので、為替以上に思わぬ大損失を被るリスクは高い。
またポジションを取るのに必要な証拠金も大きくなりがちな為、株価指数や貴金属などのCFD取引をする際は国内口座ではなく海外のブローカーを利用している。
国内口座ではなく、海外ブローカーを選ぶ主な理由は、注文可能な最低取引数量(Lot数)が小さく、ハイレバレッジ(必要証拠金が少額)更には【追証なし(ゼロカット)制度】の3点である
特に株や商品といった市場は為替と比べても相場の振れがとても大きく、ストップロスが全く機能しないような想定外の値動き(主に暴落)が発生することがよくある為、ゼロカットにより口座残高以上の損失リスクから身を守ることができるという点は非常に大きなメリットだと考えている(あくまで短〜中期のトレードにおいては)
30%程度の一時的な含み損リスクは覚悟の上で長期保有が前提の超低レバレッジ運用であれば、私も迷わず国内口座を選択するが資金的にも不可能な為、株やCFD取引をする際は現状海外ブローカー一択となっている
▶【ゼロカット保険】流動性の低い銘柄も安心してトレードが可能(具体例)
FX トレード手法別 年間損益結果
※ 株価指数先物や金等のCFDならびに南アランド、トルコリラのポジションは除外
為替取引(FX)に限定した各トレード手法別 2017年 年間損益は↑のようになっており、日足ベースでの順張りと自動売買による損失が主な敗因だったと思う
FX トレード手法別 勝率とPR
トレード手法別 勝率とペイオフレシオはこのようになっており、4時間足ベースの順張りトレードのPR(平均損益比率)が2.0以上だった点は予想外
1時間や日足も勝率は4割程度でいいので、PR2.0以上で損小利大のトレードを実現したいところ
自動売買 EA・ストラテジー別 勝率とPR
↑MT4 EAとミラートレーダー ストラテジー別、2017年 年間結果
年間といっても自己裁量で一部の期間しか自動売買は稼働させていなかったが、残念ながらEAストラテジー別に見てプラスだったのはカコテン AUDJPYのみ。
手動売買トレード 通貨ペア別 年間損益
※ドル→円への換算は決済日の月末レートで計算
なんと金額ベースでドル円がワースト1位(2016年はTOP)、そして2016年はまさかのワースト1位だったユーロドルは一応プラス(TOP2)という結果
トレード口座別 年間損益結果
↑決済ポジション件数の多い順に並べたFX口座別 2017” 年間損益(手動売買だけでなくEAによる自動売買や誤注文、CFDのトレード等も含む)
以上のように昨年2017年は国内外のFX口座で決済金額ベースで年間プラスだったのは4口座のみ
さいごに
今回の集計結果をまとめると、2017年 年間マイナスとなった主な要因は『日足・1時間足ベースでの順張り取引』と『自動売買(特にミラートレーダーとEA Beatrice-07)』だったように思う
手動売買でのトレードがなかなかうまくいっていない為、少しでも改善できればと手法の分散という意味も兼ねて2017年はEA、ストラテジーによる自動売買運用も再開したのだが、敗因要素の1つとなってしまったことは非常に残念だ。
ただサンプル(決済トレード)の数が少ない為、自動売買には手を出さない方が良さそうとは一概に言えないと(自己裁量により失敗している部分もある)
よって2018年もボラティリティの高すぎる乱高下相場時は避けるなど、状況を見ながら自動売買も行って行く予定(EA or ストラテジーが明らかに不調と判断できる場合を除く)
2017年も口座開設やトレードキャンペーンなどによるキャッシュバック報酬で、これらトレードによる損失分は一応カバーすることができたが、運用総資金はほぼ横這いでほとんど増やすことができていない
ただ年間損失率は約3%ということで、『最低でも-10%(およそ20万円)以下の損失に抑える』という最低目標だけはクリアできているので、トレードの持続性という意味では全く問題ない
兎にも角にも、今年2018年も『まずは相場で生き残る』ということを第一目標とし、仮に年間負け越しとなった場合でも最悪-10%(およそ20万円)以下の損失に抑え、来年(2019年)以降も問題なくトレード可能な状態を何としても維持したい
リスクを取りすぎることが、新米トレーダーが失敗する最大にして最も一般的な理由だ
彼らはしばしばあまりに攻撃的な取引をして、一連の小さな損失で元本を失ってしまう。
新米トレーダーは、しばしばレバレッジの危険性を誤解し、たった2万ドルで大きな枚数の売買を許すブローカーや取引所のせいで、まさにその失敗を犯してしまうのだ。〜トレーディングで何より大事な目標は、ゲームに生き残ることだ〜
引用元:伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術
第8章より
今回の内容は以上です。
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