
海外FXブローカーでトレードを行う大きなメリットとして「ハイレバレッジ(必要証拠金が少額)」「ゼロカット(追証なし)」という2つがあるが、これは基本的にFX(為替取引)だけでなく株価指数や商品などのCFD取引にも適用される
私個人的にはFXがメインでありCFD取引を行う機会はそう多くはないが、FXよりも変動率(ボラティリティ)が大きくハイリスクなCFD銘柄を取引する際はいつも海外ブローカー(主にFxPro)を利用している
過去記事「2016年 自己のリアルトレード結果について まとめ・分析」で取り上げているように、昨年2016年に行ったCFD取引ではコテンパンにヤラれてしまっているが、これに懲りずに今年も「これはイケそう」と思える場面(テクニカルに基づくエントリーチャンス)があれば、小さなポジション量で手を出してみたいと考えている
これまで「海外ブローカーでCFD取引といえばFxPro」というイメージを個人的には持っていたが、他ブローカーでもCFD銘柄は取扱っており、各銘柄別の最低取引数量やレバレッジ(必要証拠金)といった取引条件についてはあまり詳しくは調べていなかった
そこで今回は私が実際に利用している海外ブローカー5社(FxPro, XM, TitanFX, Axiory, BigBoss)のCFD取引条件を銘柄別に調査し、その結果をまとめてみた
目次
株価指数とドルINDEXの証拠金レバレッジ・最小取引サイズ
※以下は全て2017.6/3週末クローズ時での数値であり、レバレッジや契約サイズなどの取引条件は変更となる可能性がある為、ポジションを取る前に確認することを推奨。またFxproの欄は全て「CFD先物の取引条件」
株価指数CFD DJ30(NYダウ)
FxproのCFD先物であれば、証拠金率は2%(レバレッジ50倍)だが、最小取引サイズは他社の1/20[0.05]となっている
仮に取引サイズ[1]で買いポジションを取っていた場合でも上記価格から5%暴落した場合、一瞬にして約1,050ドル(円換算 12万円弱)のマイナスとなってしまう
個人的に5%〜10%程度の暴落相場はいつ発生しても不思議ではないと考えており、1つのポジションで数万円以上の損失リスクは許容できない為、米株ダウの買いポジションを取りたい場合の選択肢としてはFxproのCFD先物しかない
ちなみに、Fxproのスポットインデックスの方はレバ500倍、 取引サイズ[1]とTitanFXと同条件で取引が可能
株価指数CFD S&P500
SP500もFxpro CFD先物の最小取引サイズが一番小さい。しかしダウと比べると価格の桁が一つ少ない為、仮に現在の価格から5%変動した場合でも、取引サイズ[1]で120ドル程度の損失リスクとなる
よって、最小取引サイズ[1]でも基本的には大丈夫そう。
SP500に関しても、Fxproのスポットインデックスの方はレバ500倍、 取引サイズ[1]とTitanFXとほぼ同条件となっているので、FxproもしくはTitanFXでトレードしたい銘柄
株価指数CFD JPN225(日経225)
Fxproのみ証拠金通貨が米ドル建てになっている点に注目!
また、TitanFXは証拠金率0.2%(レバレッジ500倍)となっているが、最小取引サイズが100となっている点に注意(現在価格〜5%の変動で約10万円の損失)
日経平均株価指数(日経225)に関しては、証拠金通貨が円建て+最小取引サイズ[1]のXMもしくはBigBossでトレードするのが良さそう
ちなみに、BigBossは地政学的リスクの高い局面でも一時的なレバレッジ制限措置を行うことは稀な傾向がある為、長期保有が目的の場合はXMよりBigBossの方がどちらかと言うと向いているかも?
▶ 【海外FX 出金レポート】BigBossからソニー銀行へ出金してみた!着金までの日数と出金手数料など
株価指数CFD GER30(ドイツDAX)
DAXの証拠金通貨は全口座でユーロ建てとなっており、最小取引サイズはやはりFxpro CFD先物が一番小さい[0.25]
取引サイズ[1]だと、5%の変動で約640EUR(8万円)の損失となってしまい、個人的にはやはりオーバーサイズ。
最小取引サイズが[0.25]であるFxproのCFD先物であれば許容範囲ではあるが、欧州株をトレードするならDAXと基本的に似通った動きをするEUR50(STOXX50)を優先したい
株価指数CFD EUR50(STOXX50)
EUR50(STOXX50)もDAXと同様、証拠金通貨は全口座でユーロ建てとなっており、最小取引サイズはFxpro CFD先物が一番小さい[0.1]
EUR50の場合は、取引サイズ[1]でも5%変動時の損失は約180EUR(2.3万円)程度で収まる為、場合によってはTitanFXでトレードするのもアリかな?という感じ
ちなみに、BigBossの銘柄リストにSTOXX50は一応存在するものの、↓画像のように仕様の取引欄が「削除されました」となっていた為、取り扱いなしと判断(2017.6月時点)
またFxpro スポットインデックスの方はレバ200倍(0.5%)で 最小取引サイズ[1]となっている
株価指数CFD UK100(FTSE100)
UK100(FTSE100)の証拠金通貨は全口座でポンド建てとなっており、最小取引サイズはFxpro CFD先物が一番小さい[0.1]
UK100の場合は、取引サイズ[1]でも5%変動時の損失は約380GBP(5.5万円)程度となり、個人的にはややオーバーサイズな感は否めない。
UK100(FTSE100)をトレードする際も、最小取引サイズ[0.1〜]のFxpro CFD先物がメインとなりそうだ
US$indx(ドルインデックス)
あくまで私がパッと確認した限りでは、FxproとXMしかドルインデックスCFDの取り扱いはなかった
どちらも最小取引サイズは同じ[10]である為、できればレバレッジ条件で有利な(必要証拠金が少額で済む)XMでトレードしたい銘柄
▶【海外FX 出金レポート】XMからソニー銀行へ出金してみた(2回目)
貴金属と原油の証拠金レバレッジ・最小取引サイズ
GOLD(金 XAUUSD)
証拠金通貨は全口座でドル建てとなっており、最小取引サイズはFxproのGOLD,oz(オンス)でトレードした場合が一番小さい[0.01]
通常の相場であれば最小取引サイズ[1]でも特に問題はなさそうだが、最小[0.01〜]取引可能なFxpro GOLD,ozであれば小刻みにポジションを積み増したりもできる
GOLDも変動リスクの比較的大きい銘柄な為、最小[0.01〜]取引可能なFxpro[GOLD,oz]の存在は有り難い
SILVER(銀 XAGUSD)
SILVER(XAGUSD)も証拠金通貨は全口座でドル建てとなっており、最小取引サイズは[50]と一律
よってSILVERに関しては、Fxproよりも必要証拠金が少額(半分以下)ですむXMもしくはTitanFXを利用したい
WTI(原油 XTIUSD)
↑XMはWTI OIL mini CFD先物の取引条件
原油 WTI(XTIUSD)も証拠金通貨は全口座でドル建てとなっており、取引サイズはTitanFXの[1]が最小
原油(WTI)をトレードする際は、レバレッジ100倍(1%)のTitanFXもしくはFxproを選択したい
取引条件(証拠金率、契約サイズ)などの確認はデモ口座を利用しよう
以上、ブローカー別に株価指数INDEX、ドルINDEX、貴金属、原油のCFD取引条件を取り上げたが、契約サイズや証拠金必要額(レバレッジ)等は変更される可能性がある為、実際にポジションを持つ前に今一度取引条件を確認することをオススメする
通常、通貨ペアリスト〜設定(または仕様)をクリックすることで取引条件を確認できるが、私の場合念のためデモ口座で実際にポジションを取って間違いないか再確認するようにしている
例として↑はFxproのGOLD ozのCFD取引条件だが、本当に契約サイズは[1]で最小取引数量(Lot数)は[0.01]なのか?証拠金率0.5%(=証拠金レバレッジ200倍)で間違いないか?を確認したい場合
デモ口座で売りor買いの成行エントリー
↑のように1262.57で0.01Lotの買いポジションを保有した際の必要証拠金は0.06USDだった
必要証拠金= (ポジション価格)1262.57 ×(契約サイズ)1 ×(Lot)0.01 ×(証拠金率)0.5% = 0.0631 ≒ 0.06
買いの損益額=〔(現在価格)1261.83 −(ポジション価格)1262.57〕×(契約サイズ)1 ×(Lot)0.01 = -0.0074 ≒ 0.01
このように、デモ口座を利用することでFxpro GOLD ozの取引条件は『契約サイズ[1],最小取引数量(Lot数)[0.01],証拠金率 0.5%(=証拠金レバレッジ200倍)』と、記載されている数値に間違いはないかどうかノーリスクで確認可能
まとめ
今回調査した海外FXブローカー5社の中では、FxproがCFD取り扱い銘柄数も多く最小取引サイズが小さめに設定されていることから、FXだけでなくCFD取引口座としても最も利用価値が高く、次いでTitanFX・XMというのが私個人的な評価
▶ Fxpro cTraderってどう?手数料制だけど利用価値は相当高いぞ
ただし、一部の銘柄においてはXMやTitanFXの方がFxproよりも好条件であることが今回の調査で確認できた為、今後は取引銘柄ならびにテイクリスク(初期SLまでの値幅)次第でこれら3ブローカーを状況に応じて使い分けるようにしたい
尚、BigBossも日本株INDEX(日経225)トレード用口座としては悪くない印象だが、その他銘柄の取引条件については正直微妙。そしてAxioryに関しては「レバレッジ低め+最小取引サイズも大きめ=より多くの証拠金が必要」と他と比べて特に良いところが見当たらない為、CFD取引口座としての利用価値は低い印象
FX(為替)と比べてCFD銘柄は変動リスクが非常に大きいこともあり、『低レバレッジ(多額の必要証拠金)+追証あり』の国内ブローカーで取引するなんて恐くてムリ!というのが個人的な考え(売りポジションならまだいいかもしれないが、株の下げはとてつもなく速い為、買いポジションは非常に恐ろしい)
一方海外ブローカーならば、最悪でも口座残高の全損で済む(ゼロカット)為、口座残高を必要最低限に抑えることで想定外の損失発生リスクに対処することができる!
個人的には『FXよりもCFDの方が海外ブローカーを利用するメリットは大きい』と考えている。
国内ブローカーに比べると資金の安全性という意味では若干の不安が残るのは事実ながら、入金は必要最低限に留めて、利益が出たらこまめに出金するように心がけていれば最悪のケースでもそれほど痛い目をみることはない(少なくとも私はこれまで1度も出金拒否などの被害にあったことはない)
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以上、今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
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