- 2016-10-26
- シストレ(自動売買)
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[2018.12/5]NDDならびにOANDAプロコースの約定力について修正・追記
OANDA JAPAN(オアンダジャパン)のMT4口座にはこれまでベーシックとプロの2コースが用意されていたが、今回「OANDA JAPAN FX(東京サーバー)」なる新コースが追加された
これに伴い、1,000通貨単位での取引注文に対応し、プロコースよりも低スプレッドな事で人気の高かったベーシックコースにおける取引条件が2016.10/31より変更となる
諸般の事情により、10/31(月)取引スタート時から「ベーシックコース」の設定に関して
以下の3点が変更されます。変更点1:MT4の自動売買機能がご使用出来なくなります。
2016年10月31日以降、「ベーシックコース」ではMT4上の「自動売買」をオンにしていただいても、EAのシグナルによる自動売買の注文は発注されなくなります。EAおよびインジケーターは引き続き「ベーシックコース」のチャート上でご使用いただけます。
MT4の自動売買機能をご使用されるお客様は、「プロコース」にご変更いただくか、「OANDA Japan FX(東京サーバ)」をご使用ください。
変更点2:APIのご使用が出来なくなります。
2016年10月31日以降、「ベーシックコース」にてAPIのご使用が出来なくなります。
この変更に先駆けて、2016年10月26日午後5時時点でお取引コースが「ベーシックコース」かつ、過去にAPIの申し込みをされたお客様のお取引コースを、現在のAPIのご使用状況にかかわらず、「プロコース」へ順次変更いたします。もし上記に該当するお客様の中で、今後APIを使用することなく「ベーシックコース」でのお取引を希望される方は、2016年10月26日午後5時までにお電話またはメールにてお知らせいただければ、API接続を無効にさせていただきます。
変更点3:「ベーシックコース」のMT4にて追加アカウント作成時に両建て設定を行なうことができるようになります。
変更点はこれら3点だが、上記の中でも、1.の「ベーシックコースでの自動売買の発注がされなくなる」というのが、多くのユーザーにとってショッキングな変更点だと思う(APIが利用不可となる点も一部ユーザーにとっては影響大?)
目次
OANDAがベーシックコースの自動売買終了を決めた理由(推測)
今回の変更理由について、ネット上では「サーバーに負荷をかけまくる一部のEAが原因である可能性が高い」と噂されている
以下はあくまで個人的な推測に過ぎないが
2015年のスイスフランショックによるアルパリ倒産に続いて、2016年は多くのFXCM難民がオアンダジャパンに流れ込む
→よりスプレッドの狭いOANDA ベーシックコースに顧客が集中
→スキャル系の高負荷なEAを利用するユーザーが増えサーバーが苦しい状態へ
→対策として新たに東京サーバーを設立
→東京サーバーやプロコースへ顧客を促したい
こういった経緯で今回の設定変更に至ったのでは?と、個人的には予想している
とにかく自動売買ユーザーが、国内MT4口座の中でもOANDAのベーシックコースに集中し過ぎたというのが一番の問題なのではないだろうか
OANDA JAPAN FX(東京サーバー)の評判はイマイチ
NYサーバー(ベーシック&プロコース)はOTC方式の原則固定スプレッド制となっているのに対し、東京サーバーコースは変動スプレッド制となっている。
東京サーバーコースはNDD方式ということなので、変動スプレッド制となるのは当然だと思うが、何故かドル円だけは0.3Pipsの原則固定スプレッドとなっている(普通、NDDはスプレッド変動性なのでは??)
私がネット上で確認した限り東京サーバーコースは「動きが怪しい(スプレッド拡大がヤバイ)」「サーバーが貧弱すぎる(結構な頻度でダウンする)」など、評判はあまりよくない印象を受けた
また、東京サーバーコースは最小取引数量が1万通貨〜というのもデメリットの1つといえる。ただしNDD口座はスプレッド変動性なのが普通であり、そういった意味では原則固定を謳っているベーシック&プロコースは本当にNDDなの?と少々疑問に感じている(個人的にはかなり懐疑的)
現在(2018年12月時点)でもLPページではNDD方式と表記されているものの、公式サイトの取引コース(プロコース)についてのページ上ではOTC(DD)方式としっかり記載されている(やっぱりNDDじゃなかったのね。笑)
OANDA ベーシックコースからの移行先候補
今回の変更により、ベーシックコースでEAによる自動売買を行っていたユーザーは移行先を考えなくてはならないわけだが、私が考える有力候補は以下の2つ
OANDA JAPAN プロコースへ移行
この場合、ベーシックコースと比べて拡めのスプレッドを許容する必要があるのと、 最低初回入金額20万円以上という条件がある(ベーシックからコース変更する場合は関係なし?) (訂正)現在は最低入金金額の設定は廃止されたもよう
ただ、プロコースという名がついているだけにベーシックコースよりも高い約定力を備えており、すべり(不利約定)も起こりにくいのでは?という気もしないでもないが、私はベーシックコースしか利用したことがない為、約定力に違いがあるのか?については定かではない
<2018.12/5 追記>
Myfxbookで公開されているOANDA プロコース(NYサーバー)のデータを集計・調査してみたところ、OANDA プロコースでは逆指値決済でもスベリが発生することはほとんどなく、平均滑り幅は0.1Pips以下と約定力の高さはピカイチであることが分かった
外為ファイネスト MT4 Zero(NDD-STP方式)へ移行
外為ファイネストは国内MT4口座の中でも穴場!そう考える理由でも記載しているように、OANDA ベーシックコースよりも、外為ファイネスト MT4 ZERO口座の方が総合的に見ると取引条件(主にスプレッド&スワップ条件)は良い
約定力に関しても私はこれまで利用してきた中で不利な方向だけでなく有利約定も経験しており、特に不満を感じたことはない(スイングトレードがメインでトレード数量は5k通貨以下がほとんどだが)
<2018.12/5 追記>
私の外為ファイネスト リアル口座でこれまで逆指値決済となったポジション約100件の平均滑り幅を集計してみたところ、1トレード平均 -0.52Pips だった(AUDNZDやEURAUDなどといったマイナーな通貨ペアのトレードも含む)
有利に約定するケースもあるものの、外為ファイネストはSTP方式のNDD口座ということもあり、OTC方式のOANDA JAPANと比べるとかなり滑りが発生しやすい口座であることが分かった
人の手を介さないNDD口座であれば多少の滑りが発生するのは当然だが、EA 一本勝ちのようにトレールによる逆指値決済が多く、トレード1回あたりの値幅(期待値)は小さいがトレード頻度でカバーするような短期売買EAとの相性は正直良くない
逆にトレード頻度は少ないが平均値幅が大きいカコテン等のスイングトレードEAとの相性は○(特にマイナー通貨)
さいごに
OANDA JAPANや外為ファイネストに比べるとスプレッドが広くなるが、スイングやトレンドフォロー系のポジション保有期間が長めのEAを動かすのであれば、Forex.comやアヴァトレード・ジャパンのMT4口座を選ぶのも選択肢としては全然アリだろう(これら口座も約定力には定評があり、原則固定スプレッド)
他選択肢としてはFXTF MT4もあるが、こちらに関しては「サーバートラブルが多い」「指標発表時にめちゃくちゃスベる(端的な例がスイスショック時の不利約定)」などといった口コミがあり、あまり推奨はできない感じ(もしかすると最近は改善している可能性もあるが)
ちなみに、OANDAからの移行先としてこれから外為ファイネストを新規口座開設しようという方は、お得な口座開設キャンペーン情報で取り上げているように、Amazonギフト券1,000円分 + EAまたはインジケーターが無料で貰えるタイアップキャンペーン開催中なので、取りこぼしのないよう注意していただきたい。
個人的には、コース変更は行わずにベーシックコースのままで、OANDA FxTradeまたはMT4を手動トレード用 サブ口座として今後も利用したいと考えている
2018年12月より早朝エントリータイプのEA Bee_3_USDJPYの運用口座として利用するため、ベーシック→プロコースへ変更しNYサーバーのサブ口座を新たに開設しました。
以上、今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
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