
早いもので来週月曜日をもって2月相場も終了。月初から11日までのたった9営業日でドル円が10円強も下落と、引続きマーケットは大荒れとなっている
個人的にも「売ってヤラれ、買ってヤラれ」状態となっているものの、基本的には様子見姿勢で消極的なトレードを行っていることもあり、このままいけば月間トータルとしては僅かながらプラスの収支で2月は切り抜けられそうだ
さて、今回は来週以降の相場に向けての個人的なトレード戦略について取り上げてみたい
というのもチャートを見ていて「来週はカナダ買い&ポンド売りがアツそう」という印象を受けたからだ。もちろん、特に儲かってもいない私の相場観なんぞに需要は無いことは承知しているが、個人的な相場メモの意味合いも兼ねて、一応書き記しておこうと思った次第である
現在のマーケットテーマはポンド売り?
↑GBPUSDのチャート日足〜月足まで全てにおいて、標準偏差&ADXが上昇傾向にあり超強烈な売りトレンドを示唆
↑GBPJPYのチャートにおいては日足〜週足まで標準偏差&ADXが上昇傾向にあり強烈な売りトレンドを示唆(月足は調整相場)
英国のEU離脱問題が直近のポンド下落の主な理由だと思われるが、ポンドは2015年8月〜既に40円近くも暴落している。
値頃感だけで見れば買いたくなるところだが、チャート(テクニカル)を見れば今買いで入るのはかなり分が悪いというサインが見て取れる
既に下げ相場が始まってしばらく経つため、これからエントリーするのは若干勇気がいるが「大相場は後から追いかけても十分間に合う」という格言に基づくと、戻った局面は積極的に売りで攻めるべきなのかもしれない(もちろんストップロスは言わずもがな必須)
それにしても昨年まで『アメリカの次は英国』という利上げ予想がされていただけに、ポンドがここまで急落することになるとは思いもしなかった
このポンド相場を通して長期の相場予想など全くアテにならない(ほぼ無意味)という事を改めて実感させられた
個人的に注目しているのはポンドよりカナダドル
あくまで短期的な視点で見た場合、個人的にはポンド売りよりもカナダドルの買い戻しに注目している
カナダ絡みの通貨ペアの中でも、チャート分析の観点からは対ポンド&豪ドルでのロングが面白そう(期待値が高そう)な気がする
↑対ポンド(GBPCAD)では日足、週足で売りトレンドを示唆。月足でも20ヶ月移動平均線を割り込んでいる
↑対豪ドル(AUDCAD)で売りトレンドを示唆しているのは日足チャートのみだが、明確なレンジブレイク+200日EMAを下抜けしたばかりであり、まだ下落トレンドの初期段階というようにも見て取れる
おそらく60〜70%の確率で失敗する
週明けの値動き次第ではエントリーを見送るかもしれないが、これら対ポンド&豪ドルでのカナダロングのトレンドフォローポジションを取るつもりでいる
もちろんダマシとなる可能性は高く、このトレンドフォロー戦略が成功する確率はおそらく3〜4割程度だろう。つまり『約6割の確率で失敗(負けトレード)』になるだろうと考えている
それでもポジションを持ちたいのは
と考えているからに他ならない(損小利大でプラス期待値のトレード)
ちなみにGBPCAD、AUDCADといった比較的マイナーな通貨ペアのトレードを行う場合は特に、流動性リスク+口座の約定力に十分注意すべきだ
個人的には万が一の自体(相場の大変動)に備え、ゼロカット制度のあるFxpro cTraderでトレードするつもりでいる
国内FX口座に限定する場合、ディーリングデスクを介さないデューカスコピー・ジャパンや、FXCM(楽天証券)、またはSTP方式採用で取引手数料無料+スプレッドの狭い 外為ファイネスト でトレードする事を個人的には推奨したい
参考レビュー記事
→ デューカスコピー・ジャパン JForexは使える?トレードまで行った上での感想
さいごに
2月も残り1営業日残してはいるものの、月足終値で20ヶ月移動平均線(117円後半)を上回るとは考えにくく、3月も引続きドル安円高の傾向は継続しそうな感じがする(更に加速する可能性も否定できない)
参考→「驚くほどシンプルながら驚異的な収益 これがドル円長期 最強の売買シグナル?」
↑私のFOREX NOTE 2016 為替手帳レビュー記事はこちら
3月は10日のECB、15日 BOJ(日銀)、16日 FOMC(イエレン 記者会見アリ)これら重要イベントが控えていることもあり、引続きボラティリティの大きい相場展開となる可能性は高いだろう
日足、週足でのトレンドには決して逆らうことなく、コツコツ上手に負けるトレードを心がけたい
以上、今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
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