【本音レビュー】デューカスコピー・ジャパンのECNプラットフォーム JForexは使える?

[オリジナル記事公開日]2016.1.23
取引手数料 値下げの内容、最新のスプレッド&スワップ条件についてなど内容を大きく修正&追記しました→以前の記載内容はこちら

国内には数多くのFX業者が存在するが、ほとんどがDD(Dealing Desk)方式であり、NDD(No Dealing Desk)方式のFX業者はかなり限られている

そしてNDDの中でも最も透明性の高いECN方式を採用しているのが、アルパリ・ジャパンを買収したDukascopy Bank SAの子会社「デューカスコピー・ジャパン」JForexだ
本格始動!スイスから来たFX会社「デューカスコピー・ジャパン株式会社」

2015年11月よりサービスを開始したデューカスコピー・ジャパンだが、私は2016年 1月に口座開設し、現在も継続して利用(トレード)している

ということで、今回はデューカスコピー・ジャパン JForexのメリット&デメリット、プラットフォームの使い勝手などについて

デューカスコピー・ジャパンを利用するメリット

国内FX業者のほとんど(ほぼ100%)が、取引手数料無料でサービスを提供している中「取引手数料制のデューカスコピー・ジャパンでトレードする理由が見当たらない」と考えるトレーダーは多いだろうと思うが(特にFX初心者)、もちろんメリットは存在する

ノーディーリングデスク ECN方式による激狭スプレッド+透明性+約定力

JForexは手数料制ながら、ディーリングデスクを一切介さないECNタイプのNDD口座であり、インターバンクプライスがそのまま反映&注文時に即時約定される

•即時約定
SWFXのテクノロジーにて、多様なお客様の取引注文を弊社のカバー先であるDukascopy Bankを通じて、SWFXの流動性プロバイダーにより瞬時にヘッジすることが可能です。現在弊社のカバー先であるDukascopy Bankは、バンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ、コメルツ銀行、野村證券、バークレイズ銀行、 カレネックス社、スカンディナビスカ・エンスキルダ・バンケン(SEB)、ドイツ銀行、JPモルガン・チェース銀行、ソシエテ・ジェネラル銀行、UBS銀行、ザ・ゴールドマン・サックス・グループ・インク、シティ・バンク エヌ・エイ、ビー・エヌ・ピー・パリバ銀行、香港上海銀行、BATS Global Markets,Inc(HotstpotFX)、Lava – FX、モルガン・スタンレー・アンド・カンパニー・リミティッド・ライアビリティ・カンパニー等の流動性プロバイダーとリレーションシップを構築しております。
•低スプレッド
SWFXは世界的に有名な金融機関および他のECNネットワークから流動性の供給を受けています。これら多数の金融機関やサービス・プロバイダーとのリレーションシップにより、SWFXはFX業界において「より高いレベルの流動性のご提供」と「低スプレッドのご提供」を実現しています。
•ECNによる高い流動性
世界の主要銀行との協力関係により、Dukascopy Bankは大口注文を流動性プロバイダーのネットワーク内で瞬時にヘッジさせることにより、大口注文の約定を可能にしました。例えば、弊社において、お客様はワンクリックで最大で2億米ドルまでの取引が可能となっております。

国内業者の多くはディーリングデスク(DD)方式で、インターバンク価格では実現不可能レベルの激狭スプレッドを(※原則固定)というかたちで提供しているが、指標発表時や深夜〜早朝の時間帯などスプレッドが大幅に拡大し、信じられないレベルのスリッページ(注文レートよりもかなり不利なレートで約定)が発生することも少なくない(※業者によって大きく差がある)

DD業者は意図的にスプレッドを拡大させ、ストップロス・ハンティング(俗に言うストップ狩り)を行ったり、ディーラーにとって都合の悪い注文に対しては約定を拒否、顧客の注文を市場に流すことなく呑むことも理論上可能となっている

つまりDD業者での取引は、市場ではなくディーラー(FX業者)と取引を行っているのと等しく、『利益相反』つまり顧客が損をした分だけ会社が儲かる仕組みになっているのが現実だろう

一方でNDD業者は、ディーラーを介さない取引であるため利益相反ではなく、顧客のトレード量に応じて発生する手数料で儲ける仕組みとなっている(顧客の勝ち負けは会社の収益には関係なし)

また、JforexはNDD方式の中でも最も透明性の高いECN口座であり、デューカスコピー・ジャパンを利用する1番のメリットは「レート操作によるストップ狩りや、約定拒否などといった人為的リスクから逃れることができる」ということだと思う

もちろんECN口座にも弱点があり、窓開けスタート時や、スイス・フランショック時のような極度の流動性枯渇時には、大幅なスリッページ(不利約定)は回避不可能であり、時と場合によってはDD業者よりも不利なレートで約定する可能性も0ではない

ECN口座で窓開けリスク等にも対処したいなら、極論を言うとゼロカット(追証なし)制度を採用している海外ブローカーのECN口座を利用する以外に方法はない

参考→ Fxpro cTraderってどう?手数料制だけど利用価値は相当高い

高金利通貨 トルコ・リラ&南ア・ランドも取引可能に!

dukascopy-jp-tryzar-min MT4やcTraderと同様に、他一般的な国内FX業者と比較して取引可能な通貨ペアが豊富というのも、デューカスコピー・ジャパンのメリットの1つといえるわけだが、2016年8/15より日本人トレーダーに人気の高金利通貨ペア TRYJPY、ZARJPYの取り扱いが開始された

スワップ(金利)条件もかなり優秀だが、注目したいはスプレッドの方で、リラ円,ランド円どちらも1Pip(1銭)以下で推移している事が多い(流動性の乏しいオセアニアタイムなどは拡がる)

特にTRYJPYのスプレッドがここまで狭いFX業者を私は他に知らない(但し、新興国通貨ということもあり、必要証拠金は10%(レバレッジ10倍)とやや高めに設定されている)

他にもJForexの特徴(メリット)としてcTraderと同様、「ストラテジーによる自動売買+バックテストも可能」などといった点が挙げられる

ディスカウント方式の取引手数料

次にデューカスコピー・ジャパンの取引手数料について見てみよう

2018年9月3日(月)以降、取引手数料の一部変更(値下げ)が行われた

2018年9月3日

取引手数料引き下げ開始のお知らせ
平素よりデューカスコピー・ジャパンをご利用いただき誠にありがとうございます。
日本時間2018年9月3日(月)6時00分から、JForexの取引手数料を一部引き下げましたのでお知らせいたします。取引手数料は、取引金額100万円あたり片道最大35円のところ25円に値下げいたしました。変更後の取引手数料の詳細については、こちらをご確認ください。
ご不明な点等ございましたら下記連絡先までお問い合わせいただきますようお願いいたします。

このように、預り金総額or純資産額 500万円未満の口座における取引手数料が値下げされており、預り金 50万円未満であっても取引金額100万円あたり片道最大25円(以前の250万円以上と同条件)となった。

今回の取引手数料値下げは私のような小口投資家にとっては朗報だろう

取引手数料の計算方法

ここでは例として、前述の【100万円の取引あたり 片道25円】という手数料条件で、ドル円レート120円の時に1万通貨のポジションを取った場合の取引手数料を計算してみる

120円 × 1万通貨 = 120万円分の取引

手数料は100万円の取引あたり25円なので、×1.2倍= 30円が片道の手数料で、往復では60円という計算になる

ドル円 1万通貨に対して片道30円は0.3Pipsに相当する為、このケースでの手数料込み実質スプレッドは0.4〜0.8pip程度となる(デューカスコピー・ジャパンのドル円スプレッドはおおよそ0.1〜0.5Pips間で推移している為)

ほか多くの一般的な国内DD業者では、だいたい【ドル円 スプレッド0.3銭(※原則固定)】となっているが

  • ディーリング・デスクなしのECN方式であるため価格操作などの人為的リスクがない
  • 外付け取引手数料は申告の際、経費として差し引くことができる

上記2点を考慮すると、デューカスコピー・ジャパンの外付けの取引手数料込み 実質スプレッド 0.4〜0.8pipというUSDJPYの取引条件は決して悪くない

特にドル円やユーロドルといったメジャー通貨ペアを除く、準メジャー〜マイナー通貨(例えばUSDCADやTRYJPYなど)の取引においては、『取引手数料を考慮しても他社FX口座よりも低コスト』+高い約定力と透明性が得られるわけで、私のような小口トレーダーにとってもデューカスコピー・ジャパンのを利用する価値は大きいだろう

デューカスコピー・ジャパンとSBI FXのスプレッドを調査・比較


2018年9/17時点の両社スプレッド(Pips)を調査した結果

真ん中の「8月最大」の列にある数値は前月8月の主要通貨ペア スプレッド実績値最大値(参考までに記載)

SBI FXのスプレッドは10,000通貨以下の取引では上記数値で固定(提示率100%)となっているが、10,001通貨以上の取引になると提示率95%〜となり、基本スプレッドの数値も1万通貨以下と比べると少し悪化する→ SBI FX 基準スプレッド一覧表

このように、9/17 (月) 午後4時頃にJforexで確認したスプレッド値と、SBI FX 10,000通貨以下 取引時のスプレッドを比較したところ、上記18通貨ペア中 EURJPY、GBPJPY、EURAUDの3通貨ペアだけがSBI FXに軍配が上がった

もちろんSBI FXのスプレッドは10,000通貨以下の取引では上記数値で固定(提示率100%)であるのに対し、デューカスコピー・ジャパンは取引数量を問わず変動制であるため、早朝や経済指標発表直後などはSBI FXの値よりもスプレッド拡大は起こりやすい

しかし前月8月のスプレッド最大値を見れば分かるように、その拡大幅は他一般的な国内FX口座と比べると圧倒的に小さくそこまで気にする必要はなさそうだ

デューカスコピー・ジャパンとSBI FXのスワップポイントの比較

取引条件の重要度としてはスプレッドほどではないにしても、スワップも私のように数日〜数週間程度ポジションを保有することもあるトレーダーにとっては無視することはできない。よってスワップポイントについても国内FX業者の中でも最良(と思われる)条件のSBI FXと比較してみた


スワップポイントはデューカスコピー・ジャパン スワップポイントのページ、SBIFX スワップのページで確認可能

このように2018年9月時点のスワップ条件に関しては、SBI FXのスワップスプレッドは非常に狭くデューカスコピーよりも好条件であることがわかった

スプレッド&スワップを考慮した上での通貨ペア別 トレード口座の選定

私の場合、現状では手動売買を行う際に1万通貨以上の取引量でポジションを取ることはまずないため、先に取り上げた現時点のスプレッド・スワップ条件を考慮した上で「通貨ペア&売買別にデューカスコピー or SBI FX どちらでトレードすべきか?」個人的な判断結果をまとめて表にしてみた


※デューカスコピーの取引手数料は経費として計上できる為、最終的には相殺できるものとし無視

スプレッドが有利なEURJPY、GBPJPY、EURAUDの3通貨ペアに関しては売りも買いもSBI FX、それ以外の多くはデューカスコピー、またはどちらでもOKと個人的には判断した

これまで取引手数料=コストとしか考えておらず、デューカスコピーはほぼ南アランド・トルコリラの専用トレード口座として利用していたが、今後はこの判断結果をもとにEURJPY、GBPJPY、EURAUD以外の通貨ペアに関してはデューカスコピー Jforexでトレードする機会が多くなると思う

取引手数料=経費であることを考慮すると、総合的に見てやはり(SBI FXと比較しても)多くの通貨ペアでデューカスコピーの方が有利だろう

Jforexトレードプラットフォームの使い勝手は?

当記事公開時には “取引プラットフォームの使い勝手はMT4やcTraderと比べるとイマイチという印象を受けた” と記載していたが、JForexのver.3.0が公開されて以降(かれこれ2年ほど前から)私はMT4の代わりにJForexをメインのチャートソフトとして利用している(株式INDEX、商品などは現在もMT4、もしくはtradingviewのチャートを見ている)

お客様各位 平素よりデューカスコピー・ジャパンをご愛顧頂き、厚く御礼申し上げます。 この度、これまでの良いところはそのままに、新しく生まれ変わった JForexのご提供(デモ版)を開始致しました。 主な新機能:

  1. 新規注文パネルにスプレッド表示
  2. マルチタイムフレームをインディケーターに追加
  3. インディケーターをナビゲーターからドラッグ&ドロップでチャート表示
  4. JForex全体を拡大表示するズーム機能
  5. ポップアップによる注文通知機能
  6. 35種類のインディケーター追加
  7. 取引単位表示にロット(10万通貨単位)を追加
  8. 通貨ペアの検索機能 その他様々なところで改善を加えています。

JForexベータ版リリースのお知らせ 8.25

2018/9時点のJForexの最新バージョンはver. 3.4.3となっており、ver. 3より前のバージョンと比べて多くの新機能が追加されとても使いやすくなっている

さらに、ver. 3以前はJava必須のダウンロード版しか提供されておらず、私がメインで利用しているMac上ではログインできなかったが、現在はJava不要のインストール版が提供されており、Mac上でも快適に利用できるようになった点は大きい

またJForex ver.3以降、各通貨ペアのスプレッドも表示されるようになり、カスタマイズ性を含めチャートソフトとしての使いやすさはMT4を凌ぐと個人的には感じている

チャート設定で「注文のビジュアル化」を有効にすることで、MT4やcTraderと同様に、決済済みポジションのエントリー&手仕舞いポイントをチャート上に表示することも可能だ

あとはMT4のようにトレード解析ツール Myfxbookとの連携ができるようになってくれると嬉しいのだが、これはあまり期待できないか?

総括・まとめ

JForexでは売買ストラテジーを自作し自動売買を行うことも可能なようだが、MT4に比べるとユーザー数が圧倒的に少なく現状ではまだ情報量も乏しい為、プログラミング知識のある方でなければ自作のハードルはかなり高い(この点についてはcTraderも同様)

デューカスコピー・ジャパンは、資金量に応じた取引手数料制ということで「それなりに資金力のあるトレーダー向けのFX口座」という印象だったが、今回の手数料値下げにより少ない証拠金でもそれほど気にする必要はないレベルに落ち着いたように思う

また、JForexでは精度の高いヒストリカルデータのダウンロードが可能だったり、チャート機能もかなり優れていることから、トレードツールとしてだけでも利用する価値は十分ある

今後日本人トレーダーの間でJForexが普及してくれば、ストラテジーの作成方法や有効利用法などについての情報も得られやすくなるだろうし、これからに期待の持てる国内FX業者だと思う

ちなみに、デューカスコピー・ジャパンの口座開設で「スペシャルレポート(売買ルール)」「インジケーター4点」「自動売買ストラテジー」などを無料特典としてもらうことができるお得なキャンペーンが存在する。これから口座開設を行う方は是非キャンペーンを利用して無料特典をGETし活用していただければと思う

▶  新規口座開設でもらえる無料プレゼントと、確実にGETする為の手順・注意点

ちなみに、私は「JForexインジケーター 4点セット」を口座開設特典として申し込んだものの、残念ながらこれらインジケーターによる売買シグナルは私のトレードスタイルには合うものではなかった為、現在は利用していませんw

以上、今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
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2018-1月 円 +¥4,763 / ㌦  -$14.06
2018-2月 円 -¥12,079 / ㌦ $0
2018-3月 円 +¥1,359 / ㌦ $0
2018-4月 円 -¥7,045 / ㌦ $0
2018-5月 円 +¥13,822 / ㌦ $0
2018-6月 円 +¥1,777 / ㌦ $0
2018-7月 円 -¥485 / ㌦ $0
2018-8月 円 +¥20,401 / ㌦ $0

2017’ 円 -¥43,149/ ㌦ -$157.82
2016’ 円 -¥37,650/ ㌦ -$633.63
2015’ 円 +¥85,454/ ㌦ -$1,840.78
2014’ 円 +¥262,844/ ㌦ +$15,890.3


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