- 2015-12-30
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チャートを眺めていて「アレ、この日何が材料でこんなに下げた(もしくは上げた)んだっけ?」と思うこと、トレーダーなら誰しも経験アリだと思う。
基本的にネット検索でその原因を探し出すことは可能だが、材料によっては探しだすのに苦労することも多々あり、経済指標予定+メモ(記録)のできる為替カレンダーを探していたところ発見したのがこのFOREX NOTE 2016である
Amazon等の購入者レビューを見る限り、比較的評判も良好で、毎年リピート購入している人も少なからずいるようなので私も試しに購入してみた
ちなみに、当為替手帳は2016年版だけでなく、以前(2008年)から毎年発売されているようで、年末頃には売り切れとなることも過去あったらしい
FOREX NOTE 2016 構成内容
- 第1部は監修者(堀内氏)からの贈る言葉から始まり、年間、月間、週間カレンダー(発表予定の指標、メモ欄付)計151ページ
- 第2部はデータ集ということで、主要国の政策金利の推移〜ドル・円の過去30年の出来事チャート、金融危機以降(2007年以降)の主な出来事etc 計89ページ
全240ページ、2部構成となっている
過去7年分で記載した贈る言葉から重要部分を抜粋したという『27の箇条書き』はどれも深い、トレーディングの基本と原則に基づいた内容のように思える。その中でも個人的に特に気に入った部分(マーカーを引いた箇所)の一部を以下に紹介しておこう
- 金利稼ぎだけを主体に手を出してはいけない
- 下げに転じているときは、金利を払ってもショートで攻めるのが正しい
- 長期に渡って生き残ることを主眼としないといかん。そのため毎月、いくらの損失が出たら休むということを覚えたほうが身のため
- 真摯に学ぶ、研究するという心と頭を持たないといかん
- 簡単に儲かる類の本は読まないように
- テクニカル分析には限界がある。使うなら自分に合うものを見つけ、継続して使うことが肝要だ
- 大相場はある日突然やってくるが、大相場ならば後から追いかけても十分に間に合うものである
- 完璧を求めるのは正しい姿だが、完璧を全うすることは不可能
- 逆張りは簡単そうで実は非常に難しい。一番楽なのは相場のトレンドにそって張ることである
- もともと相場の世界は孤独な世界
月間カレンダー
↑のように、月間カレンダーでは当日発表予定の(比較的重要度の高い)指標情報アリ
メモ欄充実 週間カレンダー
週間カレンダーのページには指標の発表予定時刻も記載されており、メモ欄も十分なスペースが確保されている
右ページ下部には週末の建玉 記入欄も用意されているが、多くの方は表計算ソフトを用いてポジション管理を行っていると思うので、個人的にこの欄は不要のように思う
FOREX NOTE(為替手帳)は買い?
単刀直入に言って「このクオリティで価格2,000円弱(2017年版からは値上げされて2,000円強)ならコスパは悪くない」というのが私個人的な意見で、まだ手元に届いてから1週間程度しか経っていないが、個人的には来年以降も継続して購入することになりそうだ(※今後大幅に値上げされない限りは)
わざわざ為替手帳の為にお金を出さずとも、毎朝チェックしているFXサイトで紹介しているような、ウェブ上の経済指標指標カレンダーをチェックすれば良いだけのようにも思えるが、手帳(ノート)形式で手元に置いておけるというメリットは非常に大きい
こまめに記録を残し、後々読み返した際に何か新しい発見が得られる『独自のお役立ちトレードツール』に仕上げたいと思う
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