- 2015-8-14
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[オリジナル記事公開日]2014.11.24
私も以前はNZドル円の買いトラリピ(擬似)用の運用口座として利用していた海外FX口座IFCM
【海外FX 出金レポート】IFCM→新生銀行に全額出金で書いたように、2015年5月で全額出金を行っています。
IFCMのメリットとして、多くの銘柄でCFD取引が可能であったり、固定スプレッドであることなどもあるわけですが、なんといっても「証拠金レバレッジ1000倍&証拠金に対して年利2%の利息が毎月付与」というのが非常に魅力的で私は利用していました。
しかし、タイトルの通りIFC Markets(以下IFCM)のこれらの2つのメリットは現在は享受できないようです。
証拠金レバレッジ1000倍についての質問メール
というのも、等ブログ読者のNさんより
「IFCMのHP上で最大証拠金レバレッジは400倍と表示されていますが、管理人ニートU さんのようにレバレッジ1000倍で取引は可能なのでしょうか?」
という内容の質問メールを頂いたので、確認の為にIFCMにチャットで問い合わせたところ
という回答を得ました。
以前は申請することで最大証拠レバレッジを1000倍に変更可能でしたが、現在はそのキャンペーンは終了し最大400倍ということです。(今後また復活する可能性はあるかもしれませんが)
・証拠金に対して2%の利息(毎月付与)
・手数料無料での入出金
については、キャンペーンとして継続中とのことです。
証拠金レバレッジ 1000倍→400倍程度の変更では影響はそれほど大きくない?
例としてドル円100円〜114.5円で1000通貨単位で50銭刻み、30本のトラリピ買い注文を仕掛け、100円まで急落した場合で考えた場合
合計で30,000通貨分のポジションを持つことになり、平均価格が107.25円
証拠金レバレッジ 1000倍の場合、必要証拠金は3,218円 (計算式 107.25 × 30000 × 1 / 1000)
証拠金レバレッジ 400倍の場合、必要証拠金は8,044円 (計算式 107.25 × 30000× 1 / 400)
この場合で5,000円弱 必要証拠金に違いが生じるのみです。
よって私のように「想定できる最大ポジション数が数万通貨以下と、それほど多くないケースでは、証拠金レバレッジ1000倍→400倍への変更程度ではそれほど大きな差は生じない」というのが私個人的な意見です。
もちろん、証拠金レバレッジが高い方がより少ない証拠金で余裕を持って取引できるのでベターであることは事実ですが。
ちなみに、国内口座(25倍)の場合、必要証拠金は128,700円 (計算式 107.25 × 30000× 1 / 25)
参考→IFCMのレバレッジ1000倍に変更!! ハイレバ=危険はウソ!?
IFCMのメリット 証拠金に対して利息2% 毎月付与
私が考えるIFCM最大のメリットは毎月末に付与される証拠金に対して利息2% 入金です。
↑のように証拠金 約20万円に対して毎月約330円の利息金利が付与されていました。また、スプレッドは固定で他海外FX口座と比べても比較的狭めです。
参考→海外FX MT4口座のスワップ&スプレッドの比較調査結果と確認手順
私がIFCMでNZD/JPYを対象通貨としていたのはスプレッド&スワップ条件が他口座と比べても良好であった為です。
<追記>まとめ
IFCM一番の目玉だったともいえる利息2%サービスは既に終了したというのはとても残念です。
ただ良い知らせとして、最近になってNETELLERでの入出金に対応したというのはあります[出金時に手数料2%(最大3,000円)が必要]
よって以前と比べると正直IFCMを利用するメリットは薄れたような印象もありますが
- CFD取り扱い銘柄数が豊富
- ゼロカット制度(追証リスクなし)
上記2つの特徴と、株やコモディティなどは為替よりも値動きが激しく変動リスク大であることを考慮し『株や商品のCFD取引用口座として利用する』というのは想定外の危機などの暴落リスクに対処するという意味で有効な活用法かもしれません。
またサービス歴も2006年〜と長く、資金は分別保管&AIGの保険をかけているとのことなので、海外FXの中でも比較的安心な(危険度は低い)業者のように思います。
以上、今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
質問等あれば気軽にコメントまたはコチラよりご連絡下さい(^^ゞ
photo credit: Lauro Roger McAllister – www.lrmck.com via photopin cc